2009年 09月 07日
映画 『未来の食卓』 |
やっと観てきました。
フランスにあるバルジャックという小さな村の村長さんが、農薬から子供を
守るために“学校給食をすべてオーガニック食品に変える”
今までにない挑戦をしたドキュメンタリー映画です。
山あいののどかな風景にある畑で、農薬がシャワーのようにまかれる光景は、
言葉を失うくらいショッキングな映像でした。
いつも、こういった環境にまつわるドキュメンタリーを観ると、
日々、知らないうちに無知な視点で暮らしていること、現実に起こっていること
に意識を向けず、“知らなかった”ことを盾に、世の中が悪循環していることを
あらためて実感させられてしまう。
生きることは、常に選択しなくてはならないのだから、知る努力、選ぶ知識、
どう生きていくかについて、大切に向き合わなくてはならないと、改めて
考えさせられる映画でした。
でも、現状のネガティブさに混沌としてしまうのではなく、子供にオーガニック
野菜の美味しさを教え、子供の声から親が自然とオーガニック野菜を使うように
変わり、街のスーパーではオーガニック野菜を扱うことが普通になっていく。
そして、学校で一緒に植物を育てながら、慈しむことを丁寧に教えて
いる映像は、まさに“未来の食卓”を一緒に作っていかなくてはと、
勇気を与えられる瞬間でした。
環境・温暖化の危機を訴えたアル・ゴア氏の映画や以前ご紹介した鎌仲監督
の “みつばちの羽音と地球の回転”にも通じる映画です。
友人のブログにもこの映画について書いてあります。
tsumugi生活さん
深澤里奈さん
まだ読めてないのですが、木村秋則さんの『奇跡のりんご』について廣瀬さんが
とても興味深い話しが書いてあります。
廣瀬裕子さん
by lomi-tree
| 2009-09-07 23:41
| Diary / a culture