2009年 01月 20日
よしもとばななさん新刊 『彼女について』 |
よしもとばななさんの新作 『彼女について』
もっと前に手に入れていたのですが、なんだか大切に味わいながら読みたくて。
久々にせつなさと温かさがカラダいっぱいになりました。
読みながら胸の奥がキュンとしたり、不安の波が押し寄せたり、色んな気持ちが
交差しながら、ストーリーに夢中になりました。
人は、光と闇、陰と陽、安心と不安、喜びと悲しみ・・・・すべて対極なものが
あたりまえに存在するなかで生きてる。
ばななさんの作品から感じるやさしさと安心感は、闇から目をそらさず、その真実を
まっすぐに受け入れ、本当のことを見続ける強さから生まれているように思う。
自分の内側から目をそらさずに闇の深さを見つめれば見つめるほど、優しさと幸せ
の本当の意味を知り、ヒトカケラの幸せに感謝できるような気がする。
その思いは、まっすぐな愛に溢れてる。
本当のことを知って超えた人から放たれる優しさは、すべてを癒すすごいパワーに
溢れてる。
とても印象的な作品でした。
寒いこの時期、ゆったり味わいながら読んで欲しいな~。
彼女について
by lomi-tree
| 2009-01-20 13:26
| Diary / a culture