2010年 03月 05日
食について 『いのちをいただく』 |
食材や成分に意識を向ける機会がたくさんあります。
せっかくの機会なので、これまで曖昧にしていた食生活をいい意味で
少しストイックに見直しています。
厳密になると今の世の中、カラダに悪いもので溢れていて、表面的な
便利さ、お手軽な美味しさ、たくさんのものを選択できる食環境に
流されることの怖さをつくづく感じるのです。
ちゃんと知っていくことはショックなことの連続で、それを選択して口に
入れていくことはすべて自己責任なんだな~っと、なんだかずっしりと
重たい気持ちにもなりました。
でも、こうして現実を知っていくことも、選択していくことも、生きるって
ことなんだな~っと、しみじみ。
今は、そんなナイーブな気持ちの時期も通り過ぎて、食がどんどん整理
されてカラダと感覚がキレイになっていく変化を楽しんでいますっ♪
食が整理されていくと、考え方、エネルギーの使い方、行動に・・・・
すべてに影響してきますね。
そんなモードのなか、廣瀬さんが贈って下さった本がとてもいい本でした。
『いのちをいただく』
何度読んでも心の奥が反応して、じんわり涙してしまいます。
大切な気持ちを教えてくれる本です。
食肉加工センターで働く坂本さんと息子さんとのお話。
素朴な絵とシンプルな文章。
その簡素な表現のなかで伝えられることは、とても重くて大事なこと。
生きるということは、自然に生きる生き物の命をいただくということ。
そして、食べることは毎日のこと。
呼吸することと同じくらい食べることもなくてはならない、人間が生きるための
根源的なあたり前のことですね。
そこを大切に捉えることで、命をいただいて生かされていること、
暮らしのなかで大事にしたいこと、人間、自分の役割・・・と、
根本的な在り方について考えさせられます。
この本を読みながら、子供の頃、祖父が作ってくれたお米を食べながら、
おじいちゃんが一生懸命作ってくれたお米だから、一粒も残さず感謝して
食べること、食べ物に対する態度など、よく母から言われてたな~。
by lomi-tree
| 2010-03-05 13:48
| Diary / life